将来の仕事
マンガ編集者 になりたい!

  • 漫画編集者は、漫画家と一緒にキャラクターや物語の根幹を構想し、全体のスケジュール管理をしながら完成までをサポートする仕事です。
  • 漫画編集者になるには、出版社や編集プロダクションに入社して、編集ノウハウを身に付けていくのが一般的です。
  • 読者第一号として、客観的な立場での感想や、的確な修正指示をする力が求められます。

どんな仕事?

漫画家と二人三脚でヒット作を生み出せ!

日本文化を代表する漫画は、漫画家1人の力だけで作られているわけでありません。漫画編集者とは、魅力的なキャラクターや意表を突く展開などを考え、物語の筋となるプロットを漫画家と一緒に作っていく仕事です。プロットをもとにしたネームを漫画家に作ってもらい、漫画編集者が確認して問題なければ、原稿用紙に絵を描いてもらうことになります。完成原稿を受け取った後は、絵とセリフのバランス、誤字脱字、トーンの貼り忘れなどを最終確認して、印刷所に依頼をします。スケジュール管理も漫画編集者の仕事。担当する漫画家のことを熟知し、強い信頼関係で結ばれることが重要になります。

どうすればなれる?

アルバイトの編集アシスタントから成り上がることも

漫画編集者になるには、出版社や編集プロダクションに就職する方法が一般的です。最初はアルバイトの編集アシスタントとして手伝い、経験と人脈が備わってきたら漫画編集の仕事を任されることもあります。近年では電子書籍などの需要も増えています。紙媒体の企業以外からのルートも視野に入れておくとよいでしょう。編集アシスタントのアルバイトは人脈経由で話が来る場合もあるため、日頃から人脈作りには力をいれておきましょう。漫画編集者になれば新人発掘なども任されるため、そのときに培った人脈が損になることはありません。

どんな資格・スキルが必要?

読者第一号となって客観的で的確な修正指示を出す!

漫画編集者になるために必要な資格はありませんが、漫画家との信頼関係を強めるためのもコミュニケーション能力は不可欠です。漫画編集者とは、新しく生まれる漫画の読者第一号。客観的な立場で読み、時には厳しいアドバイスをしなければいけません。漫画の専門知識を身に付け、読者のニーズを言語化して漫画家に伝えましょう。そうやって完成した作品がヒットしたときの喜びはひとしおでしょう!

この仕事に向いている人

  • とにかく漫画が好きで、様々な漫画を読んできたという人
  • 好奇心旺盛で、何事にも興味を持って、最新の流行もチェックしている人
  • 相手と誠実に向き合い、信頼関係を築ける人

マンガ編集者になるために「日本デザイン福祉専門学校」で学ぶ

漫画演習 III
物語を漫画のネーム、ページ、コマ割りで伝えるペン描写の技術を含めた表現方法について学びます。

キャラクターデザイン II
物語を伝える絵作りを構図と描写両面から学び、更に遠近法の基礎、ペン画材や定規等の道具の使い方、描くための感性と技術を習得します。

ストーリーテラー I
物語の作り方、テーマの作り方、キャラ設定、三幕構成や相関図等を用いた原案からシナリオ制作までの基礎を学び、オリジナルの物語を制作します。

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