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2023.07.08

高度専門士について

高度専門士とは

専門学校で見かける資格のひとつ「高度専門士」。
「高度専門士」とは、修業年限4年以上の専修学校専門課程(専門学校)を卒業した者に与えられる称号です。
日本では大学卒業の「学士」と同等と認められています。

ちなみに修業年限2年以上の専修学校専門課程(専門学校)を卒業した者に与えられる「専門士」は「短期大学士」と同程度の証明となります。

 

高度専門士=学士?

高度専門士と学士は同等と認められていますが、では、それぞれどう違うのでしょうか?

高度専門士は称号、学士は学位です。

「学位」とは国際的通用性のある教育課程を修了した証明、「称号」とは公に一定の価値・栄誉があるものとして本人が称することのできるものとされています。

学位には「博士」「修士」「学士」「短期大学士」などが、称号には「高度専門士」「専門士」「準学士」などが含まれます。

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高度専門士は上記の学位の中の「学士」と同等であると国によって認められた称号です。

 

高度専門士の称号を得るには?

進路と学位と称号

学士は大学を卒業するか、独立行政法人「大学改革支援・学位授与機構」実施の試験に合格すれば学士と認められますが、高度専門士はどこの専門学校でも取得できるというものではありません。

高度専門士の称号は一定の要件を満たし、文部科学大臣が認めた専門学校を卒業することで得ることができます。
一定の要件とは以下の通りです。

1.修業年限が4年以上
2.総授業時数が3,400単位時間(124単位)以上
3.体系的に教育課程が編成されていること
4.試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

高度専門士のメリット

高度専門士のメリットの一つが、大学院への進学です。
2・3年制の専門学校を卒業してから大学院に進学する場合、まずは大学に編入学して学士を取得してから大学院に進むことになります。
しかし、大学卒業と同等と認められた高度専門士の称号を得ていれば、直接大学院に進むことが可能です。
専門学校卒業後にさらに学びを深めていきたい人にはメリットだと言えます。

 

高度専門士の就職

高度専門士を取得して就職活動をする場合、大学卒業と同じように扱われるのでしょうか?

残念ながら、高度専門士はまだそれほど世間に認知されていないのが現状です。国が大学卒業と同等と認めているとはいえ、実際には専門学校卒業として扱われることが多いでしょう。

先進的な企業では、大学卒や専門学校卒のように学校の種類で採用するのではなく「4年制卒」「3年制卒」「2年制卒」のように、学んだ年数を評価する傾向があります。分野によっては学士と同等もしくはそれ以上に評価されるケースもあり、即戦力のあるスペシャリストとして期待されるようになっています。
高度専門士取得者は専門的な知識・技術を4年間実践的に学んでいるため、就職活動を有利に進めることができるのです。

 

高度専門士は大学卒業の学士と同等であり、専門分野の就職の面でも優遇される称号です。4年間実践的に学んで、高度専門士の取得を目指しませんか?

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