将来の仕事
パッケージデザイナー になりたい!
- パッケージデザイナーは、食品から日用品まで、あらゆる商品の容器や包装のデザインを手がける仕事です。
- パッケージデザイナーになるには、メーカーやデザイン事務所に就職するのが一般的です。
- マーケティング力や、クライアントの意図を汲み取って粘り強く考える力が必要です。
どんな仕事?
あらゆる商品のパッケージをデザインする
食品から日用品まで、あらゆる商品の容器や包装のデザインを制作するのがパッケージデザイナーです。コンビニやスーパーで思わず“パケ買い”してしまった経験は誰しもあるでしょう。お馴染みの定番商品が、パッケージを一新したとたんに売上が倍増するというケースも珍しくありません。それほどパッケージデザインは、マーケティングにおいて重要なのです。パッケージデザイナーは、そんな魅力的なデザインを目指し、商品と相性のよい素材や色、文字の書体などを選び、試作を重ねていきます。自分が手掛けた商品が店頭に並ぶことは、デザイナーにとって大きな感動でしょう。
どうすればなれる?
メーカーやデザイン事務所でキャリアを積む
専門学校や大学などで幅広くデザインについて学んだ後、メーカーやデザイン事務所、広告代理店に就職するのが一般的です。メーカーでは商品開発部などでパッケージデザイン職に就き、自社商品のデザインを手掛けます。デザイン事務所や広告代理店では、クライアントから受注した商品のデザインを制作します。グラフィックデザイナーから転身するケースもあり、デザインの経験と実績が活かせる仕事といえるでしょう。
どんな資格・スキルが必要?
消費者の感覚を想像するセンスとデザイン力
パッケージデザインで一番重要なのは、商品の魅力がひと目で消費者に伝わるようにすること。さらに、捨てるのが惜しくなってしまうデザインやSNSで共有したくなるようなデザインを生み出すセンスも求められます。そのため、印刷から文字、写真、イラストといった造形デザインの幅広い知識と、それを企画(目的)に合わせてデザインするノウハウが必要です。グラフィックデザインの基本をしっかり学び、IllustratorやPhotoshopといったデザインソフトも使いこなせるようにしましょう。
この仕事に向いている人
- 多くの人に商品の魅力を伝えるマーケティングが好きな人
- クライアントや消費者の意図をしっかり理解できる人
- クライアントが満足するまで、粘り強くデザインを考え続けられる人
パッケージデザイナーになるために「日本デザイン福祉専門学校」で学ぶ
造形基礎実習
形を造り出す基本的な諸要素「点、線、面」から「色、形、質感」の知識とその造形要素を視覚、構造、力学的に合目的に組織だて、統合的に融合させる様々な構成原理と平面構成の基礎トレーニングについて手作業を中心とした制作で学んでいきます。
分野別総合講義(コピーライティング論)
広告や編集メディアにおけるキャッチフレーズやボディーコピーは、メディアを構成する写真やイラストレーションと共に必要不可欠な要素です。文章づくりの基本とコピーライティングの実際についてメディアを通じて学びます。
造形基礎実習(アートワーク2)
表現技法で用いる様々な画材、用具を使い、イラスト、絵画、現代アートの表現方法や展開を学び、具象から抽象表現までの造詣を深め、コンピューターで再現されるマチエールやツール特性の本物に触れる経験を通じて、デザイン表現でのオリジナリティと創造的感性を広げていきます。
デザイン演習IV
「商空間、非生活空間」「遊びとゆとり」「生活とアート」をテーマに、イベント企画や商品企画を行い、雑貨デザイン、パッケージデザイン、ディスプレイデザインなどモノやコトのデザインを具体的な課題制作を通して行います。
特にグループによるプロジェクトを実施しその在り方を模索します。